JAIのHDRエリアスキャンカメラは、JAIカメラ用に開発されたビームスプリッタ式プリズムと、標準のモノクロまたはカラーセンサを2枚搭載した画期的なデュアルセンサ設計を採用しています。
2枚のCCDは同じ光軸を受けるよう精密に調整され、同じシーンの2つの画像を同時に撮像することが可能です。
各チャンネルのシャッタ速度やゲインは、個別にキャリブレーションできます。例えば一方のCCDが照度の高い領域の細部を捉え、もう一方のCCDが照度の低い領域の細部を捉えることが可能です。
2つの画像チャンネルを個別に得て分析することも、合成することも可能。この場合は画像合成アルゴリズムによってダイナミックレンジを標準的なCCD画像の約2倍(8bit深度で最大118 dB)まで高めることができます。
このデュアルセンサによるハイダイナミックレンジ設計により、単板式の標準的なHDRカメラに比べ、リニアなハイダイナミックレンジの画像データを圧縮処理することなく、しかもノイズを低減しつつ取り込むことができます。
※ROIの欄に「あり」となっているモデルは解像度を下げてより高速のフレームレートを得ることができます。詳しくはJAIまでぜひお問い合わせください。