Apex シリーズ AP-5100T-CXPA は、510万画素×3 (R/G/B)の画像を最大 75 fpsで出力可能な産業用プリズム分光式3CMOSカラーエリアスキャンカメラです。 高度な色判別性が要求されるアプリケーション用に設計されており、従来のベイヤー式カラーカメラに比べより高い色再現性と空間分解能を実現します。 ディスプレイ検査、PCB、MLCC、電子部品検査に加え、食品や医薬品の品質管理など、要求の厳しいマシンビジョンタスクに最適な AP-5100T-CXPA は、クラス最高水準の色分離性能と画像精度を実現します。
高度なプリズム分光式イメージング技術により、入射光はR/G/Bの各波長に分割され、高精度で位置合わせされた3個のCMOSセンサで個別に受光します。ベイヤー式モザイク技術を利用した従来のカラーカメラに比べて、より高い色再現性と空間分解能を得られます。
AP-5100T-CXPA カメラは、プリズムの表面に施されたダイクロイックコーティングにより、RGB光のスペクトルを効率的にフィルタリングします。ダイクロイックコーティングから得られる分光特性は色分離が急峻なため、オーバーラップ領域が少なく、混色を最小限に抑えて、高精度な色再現を実現します。
AP-5100T-CXPA は、BSI (裏面照射) 技術を搭載した3個のソニー製Pregius IMX548 CMOSセンサを採用。CXPA インタフェースと組み合わせることで、510万画素 ×3 (R/G/B)の画像をフル解像度時 75 fpsのフレームレートで出力します。
プリズム分光式3CMOS RGBカメラ
ソニー製Pregius IMX548 CMOSセンサを3個搭載
トゥルーカラーのRAW画像データ(R/G/B)
CoaXPress 2.0 – CXP-12 インタフェース。トリガーオーバーCXPを含む標準機能をすべて搭載
R/G/B各チャンネルに対して独立してアナログゲインと露光時間の調整が可能
Xscale: カメラの解像度やFOVに合わせるために、出力をサブピクセル単位で再スケーリング
カメラ内倍率色収差補正機能: 各チャンネルごとに倍率を調整可能
色空間変換機能 (RGB から HIS、CIE XYZ、sRGB、Adobe RGB に変換)
ピクセルビニング(2×1、1×2、2×2)
シングル/マルチROI機能
ROI領域におけるシェーディング補正
自動レベル調整機能
シーケンサ機能: 異なるカメラ設定で複数の露光を撮影可能
柔軟なOpto I/Oにより、複雑なトリガシナリオに対応 (Opto 入力 x4、出力 x4)
色温度プリセット
色強調機能
堅牢かつコンパクトな設計 (耐衝撃50G/耐振動3G)
Apex Series
AP-5100T-CXPA
エリアスキャン
カラー
可視光
5.1 MP
2472 x 2064 px
75 fps
あり
CoaXPress-1-Lane (PoCXP)
3CMOS RGB
IMX548 (Pregius S)
1/1.8型
2.74 x 2.74 µm
グローバルシャッタ
8.8 mm
6.77 x 5.66 mm
54 x 54 x 74 mm
0 g
8/10/12-bit (RGB) *
Cマウント
0 W
-5°C ~ +45°C
* 12bit出力でお使いになる場合一部の映像処理機能は使用できません。
AP-5100T-CXPA は、ディスプレイ検査、電子部品・PCB検査、食品検査、医薬品の品質管理など、マシンビジョンにおける色再現性が重要なイメージングおよび検査タスクに最適です。さらに、クラス最高水準の色分離性能を必要とする幅広い産業用ビジョン用途にも対応します。
RGBチャンネル分離により、赤・緑・青のサブピクセルを同時に検査し、輝度、均一性、不良ピクセルの検出を実現します。チャンネル間の漏れがないため、重大な測定誤差を回避できます。
はんだ接合の健全性、シルク印刷の位置合わせ、部品の有無など、複数の検査を1回の工程で同時に実施可能。チャンネルごとに最適な照明を活用することで、スループットを大幅に向上させ、カメラ台数を削減しながらシステム設計を効率化し、省スペース化を実現します。
プリズム方式による色分離により混色を排除し、果物、野菜、卵、肉における熟度や微細な欠陥色を高精度に判定可能。混合照明下でも安定した色識別を実現し、品質管理の信頼性を高めます。
色混信を抑えた高精度撮像により、アンプル、カプセル、多層錠剤における真の色差を正確に分離。ベイヤセンサでは色にじみによって見逃されやすいコーティングのばらつきや異物混入を高精度に検出し、品質管理の確実性を大幅に向上させます。
最小限のスペクトルオーバーラップにより、ダークフィールド、ブライトフィールド、バックライトなど複数の照明方式や異なる波長を同時に使用しても波長間干渉が発生しません。その結果、ウェハや微細構造における欠陥をより詳細かつ効率的に検出することが可能になります。
インクの分離を高精度に解析し、ラスターオフセットの検出やレジスターマーク、カラーパッチの正確なサンプリングを実現。印刷品質と一貫性を確実に保証します。
純粋なRGBチャンネルを取得するプリズムセンサにより、周辺波長からの干渉を受けることなく塗装色やLEDの色を正確に測定可能。多様な照明条件下でも安定した結果を保証し、自動車検査の信頼性を高めます。
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