JAI | 用語集

用語集

以下JAIおよび産業用カメラ関連用語集は、英語のアルファベット順になっております。日本語で索引される場合は、[Ctrl+f]を押してブラウザの検索機能をご利用ください。

2-CCD HDR – ハイダイナミックレンジ(HDR)画像をキャプチャする方法の1つ。入力画像をビームスプリッタープリズムで分光し、正確に配置された2つのCCDに同時に投射する。一方のCCDは暗部が黒つぶれしない設定、もう一方のCCDは白とびの発生しない設定に調整されており、2つのCCDがキャプチャした画像を、画像処理(カメラの内部もしくは外部)で合成することにより、1つのCCDで撮像するより広いダイナミックレンジの画像を得ることが可能になる。

2- CCD マルチイメージャー– 正確に配置された2つのCCDを持つカメラ。入力画像をビームスプリッタープリズムで分光し、2つのCCDに同時に投射。CCDやプリズム上にコーティングされたフィルターの組み合わせにより、モノクロHDR、カラーHDR、低ノイズ倍速処理、異なる波長の同時撮像(カラーと近赤外等)等、さまざまなカメラが実現可能。

3- CCD / 3-CMOS– R, G, B (赤、緑、青)用の3枚のCCD/CMOSを持つカメラ。これは放送用カメラでは一般的であったが、工業用/医療用カメラにも使われるようになってきた。また、4-CCDカメラでは更に近赤外用のCCDが追加されている。この方式の長所は、RGB3色ともにフル解像度を使えるため、解像度が高く忠実な色再現が可能なこと。

A

Active Pixel (アクティブピクセル)– CCD/CMOSセンサ上で、撮像時に実際に画像が投射されるピクセル。一般的にはこのアクティブピクセル数はセンサ上の総ピクセル数よりは少なく、それはセンサの周辺部のピクセルはオプティカルブラック(OB)ピクセルとして使われるため。OBピクセルはダーク補正や色補完に使われる場合や、まったく使われない場合もある。有効ピクセルとは、このアクティブピクセルとOBピクセルの両方を合わせたもの。つまり、画像を 撮像するピクセル数は、センサ上の総ピクセル数より少ない。一方注意すべき点としては、これらの単語は必ずしも共通の意味で使われているわけではなく、特にコンシューマーカメラの世界では、有効ピクセルがアクティブピクセルの意味でしばしば使われる。

Analog Camera (アナログカメラ)– 出力がアナログ形式のカメラ。一般的にはビデオ規格(ヨーロッパではCCIR・PAL、アメリカや日本ではEIA・NTSC)に準拠するが、必ずしもそれに限らない。

Applications (用途)

コットン
コットン検査や異物除去を行う装置を製造するOEMやインテグレーターの業界。

食品業界
食品検査や食品分類(グレード、色、サイズ、その他の特徴)、異物除去を行うカスタマーグループ(OEM含む)。

ライフサイエンス業界
生命組織を研究する設備とプロセスにフォーカスする業界。ライフサイエンスには微生物学、バイオテクノロジー、医用画像、病理学、ゲノム学、視力測定法などの幅広い分野が含まれる。

PCB検査
PCBの画像検査やサブシステムの業界:部品の正誤、配置位置、異物検知、品質などを検査する。

リサイクル
リサイクル可能な原材料を識別する/分別する装置を製造するOEMやインテグレーターの業界。

Area Scan (エリアスキャン)– 通常のフィルムカメラと同様に、1サイクルで正方形または長方形のイメージをキャプチャするカメラ(イメージャー)構造のこと。このイメージは1フレーム(縦横ピクセルの解像度を持ったイメージ)として読みだされます。エリアスキャンの対義語はラインスキャンである。

Auto-iris lens video (オートアイリスレンズビデオ)– 屋外ではカメラはさまざまな光の状況下で使われるため、撮像中に光レベルが変わるとカメラでキャプチャしたイメージは明るくもしくは暗くなりすぎたりする。オートアイリスレンズはこの問題を解決する。このレンズは電動アイリスを持ち、カメラからの情報によりアイリスを開口/閉口することにより、外光のブライトネスが変わっても、一定のブライトネスで撮像が可能。

B

Binning (ビニング) – 複数の隣接するピクセルのシグナル値を組み合わせ、より高いシグナルレベルの「バーチャルな」ピクセルを作成すること。その結果、低いピクセル解像度で高感度の画像が出来上がる。一般的なビニングの方法として、水平に隣接す2つのピクセルの結合(水平ビニング)、垂直に隣接す2つのピクセルの結合(垂直ビニング)があり、4つのピクセルグループの水平2つと垂直2つを結合し(2×2ビニング)4倍の感度の画像を作り出すことが可能。

Blooming (ブルーミング)– 明るいスポット(太陽光、ライト、レーザー等)によって、ピクセルの電荷が許容量を超え、近隣のピクセルに滲み出す現象。この結果、画像上では明るいスポットが放射状に広がる。

Brightness (ブライトネス/色相 Hue と彩度 Saturation)– RGBモデルの一要素。色相が色の様相の相違、彩度は鮮やかさ/純粋さ、ブライトネスは明るさを示す。これらはHSBと略称され、マシンビジョンで使われるひとつの尺度となる。

C

Camera Link - Camera Linkは、コンピュータビジョンアプリケーションのために開発されたシリアルコミュニケーションプロトコル。ナショナルセミコンダクターインタフェースチャンネルリンクに基づく。カメラ、ケーブル、フレームグラバーなどの産業ビデオ製品のデジタル通信インタフェース)を標準化するために開発されたこの規格は、グローバルマシンビジョン組織である自動画像処理協会(AIA)によって、管理・運営されている。

Cat5e・Cat6eケーブル – イーサネットケーブルの規格カテゴリー。 どちらも、銅線のツイストペアを4組使用しているが、Cat6eはクロストークとシステムノイズに対してより堅牢な仕様で、さらにCat5eの100MHzと比較して、最大250MHzの高周波数までサポートしている。この理由から、Cat6eはGigEカメラ、特に長いケーブルを使用する際に最適。

CCDセンサ – CCDは、電荷結合素子(Charge Coupled Device)の略称。この言葉は、CCDカメラで用いられるイメージセンサに一般的に使用されている。CCDセンサは、ピクセルと呼ばれる繊細な画素が、マトリックスの形で構成されている。センサは、受けた光を入光量に比例した電荷に変換し、その後、電荷は電圧に変換されて読み出される。

CCIR –国際電気通信連合の無線通信部門によって1982年に公開されたアナログビデオとテレビの規格。これは、ヨーロッパおよび世界のいくつかの地域で、モノクロビデオの主要なビデオ規格となっている。1秒あたり25フレーム(1秒あたり50フィールド)、582本の走査線の752ピクセルの標準スクリーン解像度という特長がある。北アメリカなどの60Hzが標準的な周波数の地域では、異なる規格が利用されている。詳細については、EIAを参照。

Clock frequency (クロック周波数) –クリスタル発信器によって発信される周波数。これにより実動作のスピードが決まる。一般的には、「ピクセルクロック」が、カメラ内部でイメージャー(CCDやCMOS)からピクセル情報を読み取るスピード、及びカメラのインタフェースに転送するスピードを決定する。一般的には、MHz(1秒間に100万回)で表されるクロック周波数が高くなればなるほど、センサからすばやくデータを抜き出すことができ、フレームレートを速くすることが可能。インタフェースによっては、セカンドクロック周波数によって、カメラからデータを管理・送信できる速度が決定される。この周波数(例、カメラリンクピクセルクロック)は、イメージャーに使用されるピクセルクロックとは異なる場合がある。

CMOS – 相補型MOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)。一般的にマイクロプロセッサやメモリに使用されており、イメージセンサのデザインに使用することも可能。かつては、CMOS技術を用いたセンサは、ノイズとシャッター技術においって大きな欠点を抱えており、CCDセンサーよりも使用される頻度は多くなかったが、今日ではCMOSイメージャーの新世代が多くの欠点を克服し、多くのアプリケーションにおいてCCDに十分代替できる機能を備えている。

Cマウント– レンズマウントの標準の一つ。スクリュースレッドでレンズをカメラに取り付けるため、振動の大きい工場のような環境でも使用可能。開口部の直径による制限のため、4/3インチ以上のイメージャーには使用できない。

CoaXPress インタフェース – 比較的新しい、マシンビジョンカメラ用のP2Pシリアルデジタルインタフェース規格。CoaXPressは、旧式のアナログカメラで使用されているものと同様の従来の同軸ケーブルを使用するが、高帯域幅のチップセットによりケーブルあたり最大6.25 Gbps(ギガビット・イーサネットの6倍)を実現している。リピーターやハブがなくても、100メートルを以上のケーブルに対応可能。

CSマウント - スクリューインのCマウントに類似するCSマウントは、小さなカメラやイメージャーが一般的なセキュリティ業界で主に使用されている。Cマウントレンズで利用できるアダプターはCS マウントカメラでも利用できますが、焦点の長さが違うため、その逆は利用不可。CSマウントレンズをCマウントカメラで使用することはできない。

D

Dichroic coating (ダイクロイックコーティング) – プリズムまたは光学ガラスの表面に施されるコーティングで、特定の光の波長を通過させ、その他の波長を反射させる。ダイクロイックコーティングは、光を赤、緑、青の波長に分割してカラーイメージングを行うJAIのマルチイメージャープリズムカメラで使用され、多重スペクトル画像の近赤外光を分別するためにも使用される。特定スペクトルの解析作業のために カスタマイズすることも可能。

Digital Camera (デジタルカメラ) – CCDカメラはすべてアナログのテクノロジーに基づいく。CCDセンサ自体はアナログの部品である。デジタルカメラでは(通常8または10ビットの)A/Dコンバータを使って、映像信号はデジタル信号に変換され、その後に保存デバイス等に転送される。デジタルカメラの大きな利点は、A/Dコンバータがセンサの非常に近くにあり、その結果、信号のノイズの量が少ない点である。欠点は、カメラとシステムを結ぶケーブルが複雑で、ケーブルの長さに制限がある点。

DSNU – 暗信号不均一性。入光が無い状態で目視/計測できる個々のピクセル間のばらつき。言い換えれば、黒もしくは入光が無い状態を各ピクセルが検出するレベルのばらつきを指す。この暗信号は温度に依存し、時間に比例する。ばらつき要因としては他に、電気的要因(チップ内のアンプ及びコンバータ)があり、これらは温度に関係なく定量的に存在する。これらのような固定的な不均一性は、一般的にはイメージャーの固定パターンノイズ(FPN-固定パターンノイズ参照)の一部として扱われる。DSNU補正は、一般的にはカメラのテスト工程の一部として工場で実施される。

DSP – デジタルシグナルプロセッサ。最近のカラーCCDカメラはDSPを採り入れることで、リアルタイムにイメージを改善・補正することが可能。通常コントロールできるパラメーターは、ゲイン、シャッター、ホワイトバランス、ガンマ、絞りなど。DSPスキャンは、エッジ検出・強調、不良ピクセル補正、カラー補間などの作業にも使用することが可能。DSPカメラの出力は、一般的にはアナログビデオとなる。

Dual Tap (デュアルタップ) – CCDから情報を読み出す際に、CCDを2つのエリア(左右、上下)に分割し、ピクセルを両エリアから同時に読みだす方法。CCDのフレームレートは2倍(オーバーヘッドで若干下がる)になり、ノイズを増加させるオーバークロックに頼ることもない。CMOSイメージャーでは、よりフレキシブルな読み込みが可能で、さまざまなタップでチップ上のさまざまなエリアを読み出すことが可能。その結果、高いフレームレートを得られるが、「固定パターンノイズ」と呼ばれる現象も引き起こす。

E

EIAインタフェース – RS-170とも呼ばれる。電源周波数が60Hzの北米およびその他の世界の地域で、従来のモノクロテレビの放送規格として用いられていた。EIA規格は、1秒当たり30フレーム(1 秒あたり60フィールド)のインターレースビデオで、標準スクリーン解像度は494本の走査線の768 ピクセル。ヨーロッパの規格についてはCCIRを参照。

F

Field of view (視野/FOV) – カメラとレンズで写すことができる範囲を意味する。マシンビジョンの解析業界では、一般的にサイズによって表される(例、幅16センチ、高さ9センチ)。トラフィックや監視業界では、角度で表されることもある(例、40度水平FOV)。

FireWire – IEEE 1394を参照。

FPN – 固定パターンノイズ。ランダムではなく固定的に目視/計測できるイメージノイズ。これは電気信号のばらつきやオフセットの結果であり、入力光量には依存しない。主にCMOSイメージャーに 発生する。CMOSイメージャーでは、個々のピクセルがそれぞれ個別のアンプを持っており、読み出 しスピードを上げるために、1走査線上のピクセルがそれぞれのアンプを通して同時に読み出される。多くの個別のアンプ(電気特性はわずかながらばらつきがある)を使用する結果、画像内に若干の明 暗のパターンが生まれてしまう。典型的には垂直方向のパターンとなり、これが画像に重なってしまう。CCDでは、1行のすべてのピクセルが共通の読み出しレジスタに一度に転送されるため、FPN に対しては耐性がある。例外はマルチタップ読み出しであり、同様な問題を防ぐためには精細なタップバランスが必要である。FPNは、DSNUの一種と考えられるが、各アンプのパターンを測定/マッピングし、画像処理に適用してばらつきを抑えることにより補正できる。この機能は一般的にはカメラに組み込まれたものであり、ユーザが調整するものではない。

Flat-field correction (フラットフィールド補正/FFC) – イメージセンサ上のピクセルごとの感度を補正するカメラ内の技術。 簡単に言えばこのキャリブレーション技術は、各ピクセルのゲインを微調整する。飽和しないレベルに均等に照らされた白い平面を写し、すべてのピクセルが均等なピクセル値になるように微 調整する。

Four tap (フォータップ)–「クアッドタップ」とも呼ばれる。これはCCDから情報を読み出す際に、4つのエリアに分けたCCDの各エリアからピクセルを同時に読み込む手法。CCDのフレームレートは4倍(オーバーヘッドで若干下がる)になり、ノイズを増大させるオーバークロックに頼る必要もない。デュ アルタップを参照。

Frame Grabber (フレームグラバー/キャプチャボードとも呼ばれる)– PCに挿入して使用し、カメラからの画像を直接PCのメモリに転送する。画像処理はPC上で行う場合もあり、フレームグラバーによってはボード上のプロセッサで画像処理を行うものもある。

Frame Rate (フレームレート) – エリアスキャンカメラにおいて、1つのイメージをキャプチャ、読み込みを行うことができるレート。一般的には、「1秒あたりのフレーム数」で表され、標準的なビジョンカメラのフレームレートは、1秒あたり数フレームから最大200フレームにまでの範囲に広がる。フレームレートは、ビニングによって上げることが可能(ただし、必ずしも必要というわけではない)。また、パーシャルスキャンやROIによってもフレームレートを上げることができ、これらの方法により、アクティブピクセルの一部だけをカメラで読み込ませることが可能。

G

Gain (ゲイン) – CCDまたはCMOSイメージャーのピクセルによって集められたシグナルを増幅させること。ゲインを上げることは、画像の「ブライトネスのノブを回す」ことに似ている。ただし、ゲインは画 像のノイズも増幅させるので、マシンビジョンでの検査/測定時には向いていないこともある。場合
によっては、ゲインを下げることで画像のブライトネスを「下げる」こともできるが、一般的にこれはシャッターまたはレンズのアイリスで行われる。

Gamma correction (ガンマ補正) – 各ピクセルに蓄積された値と画像として出力される値との相関の補正。厳密に線形な相関状態では(ガンマ=1.0)、半分蓄積されたピクセルは8ビットの場合はピクセル値127または128(フルの値255の半分)で出力される。しかし、ガンマ補正は、非線形機能を使って、異なる曲線のピクセル値を効果的にマッピングする。コンピュータモニターや人間の目を模倣して行われることがあり、グレイトーンが明るくなる傾向がある(ガンマ=0.45)。画像内の高・低コントラストを補正 する場合に使用することも可能。

General Imaging (ジェネラルイメージング/G.I.) – 画像処理を一切行わない(もしくはごく一部のみ)形態を指す。典型的なものは、画像をキャプチャしてそのままディスプレイに表示、もしくは後々の解析のために記録すること。監視はGIの一部で、外科手術モニターなども同様。

GenICam – カメラの種類や画像フォーマットとは関係なく、GenICamは、GigE Vision、Camera Link、IEEE 1394-IIDCなどの幅広い標準インタフェースに渡る総合設定インタフェース。これによってユーザーは、カメラの種類、利用できる機能と特色、それぞれの機能に関するパラメーターを容易に 知ることが可能。GenICam規格のコアは、カメラ内部に保存されているディスクリプタファイル(XMLフォーマット)であり、カメラ内部のレジスタが標準機能リストにマッピングされる。GenICamは、欧州マシンビジョン協会(EMVA)の規格。

Gigabit Ethernet (ギガビット・イーサネット) – コンピュータネットワーク規格の一つ。デジタル情報をパケットとしてネットワーク上に1秒あたり1ギガビット(1 Gbps)で転送する。

GigE Vision – 2006年に発表されたインタフェース規格。ギガビット・イーサネットを使用して、データ転送を行い、産業カメラから画像データを出力する。The GigE Vision規格は、自動化イメージング協会(AIA)によって管理・認可されており、世界で最も普及しているデジタルカメラの規格の1 つとなっている。標準Cat5e・Cat6eケーブルを使用して、1Gbps(毎秒125メガバイト)で最大100 メートルまで転送する。 ネットワーキング規格のため、ポイントツーポイントインタフェースでは不可能であるさまざまなマルチキャスティング・放送メッセージ機能をサポートしている。

GPIO – 汎用入出力(General Purpose Input/Output)の略語。これは諸々の機能や新語処理のセットから構成され、ユーザーはこれらの設定変更やプログラミングをすることにより、さまざまなカメラの基本機能を実現可能。たとえば、トリガー、パルスジェネレーターの設定、入出力の変更など。

Grey Scale (グレースケール) – 白黒、もしくはモノクロ画像の別称。カラー情報を含まず、すべての画素値が光度のレベルを示す画像を意味する。これによって、すべての画素がグレーの階層によって表示される。可能なグレー値の範囲は、それぞれの画素値に対して使用されるビット数によって変化する。8ビット画像では256、10ビット画像では1024、12ビットの画像では4096種類のグレー値がサポートされる。

H

HDTV – 高解像度テレビ規格(high-definition television standard)。これはTV放送のために開発された規格である。HDTVには複数のレベルがあるが、一般的には、幅1920ピクセル/高さ1080本の解像度、最小30フレームレート(1秒あたりの30フレーム)のプログレッシブスキャン画像を指す。これは1080p30または1080pと略されることもある。最近では、コンシューマー/マシンビジョンカスタマー共に、動く対象をより鮮明な画像で再現する1秒あたり60フレームの1080p HDTVが注目されている。

Hue (色相/彩度 Saturationとブライトネス Brightness)– RGBモデルの一要素。色相は、色の組み合わせ、つまり、赤、緑、青がどのように組み合わさっているかを表わしている。一方、彩度 は色の鮮やかさ/純粋さ(他の色が混じり込んでいるか)を表わし、ブライトネスは明るさ(光源の強さ)を表わしている。これらはHSBと略称され、マシンビジョンで使われるひとつの尺度となっている。

I

ICCD – Intensified CCD、または低光量CCD。増幅管を通して微かな光子情報を集めて電子に変換し、シンチレーションプレート上に加速される。これがファイバーオプティクスやレンズシステムを経由してCCDセンサと接続される。これによって、星空や曇り空でも十分な画質を実現する。

IEEE 1394 – デジタルデータのためのシリアル転送の規格で、デジタル出力カメラで使用することが可能。Sonyはこの規格に基づく産業製品のシリーズを発表しているが、本製品は今までのところ大きな成功を収めていない。その一番の理由は、IEEE 1394が市場で実質的にまだ受け入れられていないため(PCのマザーボードに未だ搭載されていない)。2001年の夏、動きが活発になり、多数のカメラ製造業者がIEEE 1394モデルを発表している。この変化の背景にある要員の1つとして、ギリシャ企業Unibrainによる手ごろなインタフェースカードが挙げられる。この企業は「産業用」IEEE1394カメラも発表している。この規格は当初、FireWireという名称でアップルコンピュータから発表 された。

Image Processing (画像処理) – 自動化イメージングでCCD カメラを使用する場合、特別なソフトウェアによって画像が対処され、1つの結果を導き出す。一般的にその結果は良否判定タイプになる(例、対象の正しいサイズ、対象の正しい位置、対象の正しい色、対象の正しい数など)。

Infrared light (赤外線) – 可視スペクトル(700 nm)の上限から、1 mm(マイクロ波スペクトルの下限)までの全ての光を指す。赤外バンドは複数のサブバンドに種別される。近赤外線(700~1400nm)、短波長赤外線・SWIR(1400~3000 nm)、中波長赤外線・MWIR(3000~8000 nm)、長波長赤外線・LWIR(8000~15000 nm)、遠赤外線に分けられる。赤外線の波長は可視光より長いため、特に有機物や特定の種類の塗料やプラスチックなどの物質の表面を通り抜けることができる。これによって、近赤外線・SWIRカメラは、目に見えない欠陥を検出したり、煙や特定種類の包装を透過して使用することが可能。LWIRカメラは、生物や工場機械の放熱を「見る」ことが可能なため、サーマルイメージングカメラとしても知られている。

Interlaced Scan (インターレーススキャン) – 従来の放送テレビは基本的にインターレーススキャンが適用される。画像のキャプチャリング時に2つのフィールド(奇数と偶数の走査線を別々の間隔で)に分けて走査する。インターレーススキャンを使用する一番のメリットはビデオの帯域幅を保てる点である。視覚的にはその遅延によって2つのフィールドを一緒に見ることが可能。多くの産業カメラは今でもインターレーススキャンを使用しているが、キャプチャ中に対象が動くと良い結果が得られない。

ITI – Imaging Technology Incorporated – アメリカに本拠を構えるフレームグラバー製造業者。親会社はCoreco。

J

JPG(JPEGとも言う)– ファイルサイズを小さくするための画像圧縮方法の1つ。この規格は、Joint Photographic Experts Groupと呼ばれる組織によって開発され、その略称であるJPEGが使用されている。圧縮レベルはユーザーによって調節することができ、ファイルサイズと画質のトレードオフを考慮しながら決定することが可能。

K

Knee function (ニー関数) - 実際のピクセルの値と対応する出力の値の関係を変更することにおいて、ガンマ補正と似ているが「ニーポイント」から始まるI/Oグラフの任意の部分に異なる関数が適用される。「ニーポイント」でグラフの傾斜は変化する。ニー関数の一般的な使われ方としては、画像の明部を圧縮することにより、暗部を明るくするためにゲインを上げても明部が飽和しないようにすることが可能。

L

Light spectrum (光スペクトル)– 人間または機器によって「光」と知覚される電磁スペクトル内の波長の範囲。この範囲には、400~700 nmの波長の可視光、赤外線(700 nm~1 mm)、紫外線(10 nm~400 nmの波長) 含まれる。10nmよりも短い波長はX線、1mmより長い波長はマイクロ波に分類される。

Line Scan (ラインスキャン)- ラインごとの画像をキャプチャするカメラ(またはイメージャー)構造のこと。(対象またはカメラが動く必要がある)。任意のサイズ(ライン数)の画像がホストコンピュータのメモリにキャプチャされる(FAX機器と同様な動き)。ラインスキャンの対義語はエリアスキャン。

LUT(ルックアップテーブル)– 各ピクセルに蓄積された値と、画像に出力される値と相関を変更修正するプログラミング可能な方式(ガンマ補正参照)。ガンマ補正(プリセット)では、ユーザが 入出力の相関関係の調整時には予め定義されているカーブを使う。一方、LUTではユーザは入出力値をカスタムマッピングすることができる:インデックスを選択し、値を割り当てる。例えば、インデックス0は、一般的には出力値0(黒)を表わしているが、ここに値8を割り当てることにより、値0をもつすべてのピクセルはブーストされ値8を出力するように設定できる。このような設定をすべてのインデックスに施すことにより、イメージ内のさまざまなピクセルの出力値を増減してさまざまなカスタマイズを定義できる。定義できるインデックスの数はポイントと呼ばれ、例えば256ポイントLUTとは256個のインデックスが定義できるLUTを指す。各インデックスに設定できる値の種類は、インデックス数とはしばしば異なる。例えば、256インデックスポイントの各インデックスには0-4095の値が設定できる場合もある。この場合、LUTで扱える入出力値は、深度(8 bits, 10-bits, 12-bits, etc.)に相応の値となる。

M

Megapixel (メガピクセル) –カメラの性能区分の1つで、100万画素以上の解像度を持つカメラを指す。メガピクセルカメラの例として、JAI CM-140GEとCM-200CLが挙げられるが、現在JAIで最も高解像度のカメラは2000万画素の解像度を持つSP-20000である。

M-52マウント – 広いエリアのスキャンまたはロングラインスキャンイメージャーを収容できるよう開発された大きなフォーマットのスクリュータイプレンズマウント。

Mini-Camera Link – オリジナルのCamera Link規格よりも小さなコネクター仕様のCamera Link規格。カメラとケーブルコネクターのサイズにもかかわらず、Mini-Camera Linkは、Camera Linkのすべての電気的・物理的仕様に対応している。これによって、Mini-Camera Linkコネクターが搭載されているカメラをCamera Linkコネクターが付いたフレームグラバーに接続する(適切なコネクターを両端に備えたケーブルが必要)ことが可能になる。

Multi-imager (マルチセンサ/多板式) – 内部に複数のCCDまたはCMOSセンサを持つカメラを意味する。多くの場合、光を分けてマルチプルイメージャーに伝えるプリズムの使用が必要となるが、ラインスキャンカメラによっては、プリズムブロックを使用せずに、複数のライナーセンサが並んで設置されていることがある。これらの2本、3本、4本の線の配置によって、アプリケーションによってはタイミングや視差の問題が発生することもある。

N

Near Infrared light (近赤外光) – 赤外線スペクトル(「赤外線」参照)の中の最も低いバンドであり、700 nm(視認できるぎりぎりのスペクトル)から1400 nmの帯域。波長が長いため、裸眼では見えなくなるが、特定のインクやプラスチック、果物や野菜などの有機物の表面を貫通することができる。近赤外線光に感光するCCDやCMOSイメージャーを使用することによって、表面の欠陥や隠れた異物を見つけるモノクロカメラを作ることが可能。

NTSC規格 – カラーである点を除いてEIA(RS-170)規格に類似しており、アナログカラー動画イメージングフォーマットとして北米等において使用されている。基本的な特徴は、インターレースカラービデオ、1秒あたり30フレーム(1秒あたり60フィールド)、標準解像度は走査線494本で768ピクセル。

O

OEM – 相手先ブランド製造(Original Equipment Manufacturer)。特定業務または特定の市場セグメントのために大規模に機器を製造するカスタマーのこと。JAIカメラ(またはその他の部品)をディストリビューターから購入する。OEM製造の機器は一般的に3~5年間にわたり製造される。一般的には、標準製品を使用する。日本では、カスタマイズ製品(非標準製品)を購入するカスタマーを意味することもある。

Opitical Black (オプティカルブラック) – CCDやCMOSイメージャー上の、端部分に配置されたピクセルであり、これらは電気的には十分に機能するが、受光部がメタル遮蔽されたものを指す。これらのピクセルは受光部が遮蔽されているため暗部の電流/バイアスを出力するが、これはアクティブピクセル領域の信号に対する、黒部の参照値として使われる。オプティカルブラックは主画像に現れないため、JAIではカメラの解像度にオプティカルブラックピクセルを含まない。しかしながらJAIのいくつかのカメラでは、フルイメージを読み出す際にオプティカルブラックを含めて読み出すこともできる(アクティブピクセル参照)。

P

PAL規格 - カラーである点を除いてCCIR規格に類似しており、アナログカラー動画イメージングフォーマットとして主にヨーロッパ等で使用されている。基本的な特徴として、インターレースカラー動画、1秒あたり25フレーム(1秒あたり50フィールド)、582の走査線の752ピクセルの標準解像度が挙げられる。

Partial scan (パーシャルスキャン/部分読み出し) – イメージャーの一部のラインを読み出す技術。フルイメージが読み出されないため、一般的にはカメラのフレームレートが増大する。パーシャルスキャンには、読み出し部分はプリセットされているものや、または完全にプログラムすることができるもの(ユーザーはスタートラインとパーシャルイメージの高さを選択する)がある。

Pixel (ピクセル/画素) – CCDやCMOSイメージャーを構成する受光部分。ピクセルに光子が照射されることにより多数の電子が生成され、電荷として「ピクセルウェル」に蓄えられる。ピクセルに照射される光子の数が増えると、生み出される電子も増える。特定の露光時間後、各ピクセルの電荷がアナログシグナル値として読み出され、それがピクセルに当たる光の強さに比例したデジタルの値に変換される。すべてのピクセル値の結果によってデジタル画像が作り出される。

Pixel clock (ピクセルクロック) –クリスタル発信器によって生成されるクロックであり、カメラ内部の動作の速度を決定する。内部機器がイメージャー(CCDやCMOS)からピクセル情報を読み出し、カメラインタフェースに転送するスピードをピクセルクロックが決定する。クロック周波数が高くなればなるほど、より速くセンサからデータを抜き出すことができ、フレームレートを高速化することが可能になる。データクロック周波数は一般的にMHz(1秒間に100万回)で表される。インタフェースによって、2回目のピクセルクロックによってカメラからデータが管理・送信される速度が決定される。この周波数(例、Camera Linkピクセルクロック)は、イメージャーで使用されるピクセルクロックと異なる場合がある。

Power over Mini Camera Link (パワーオーバーミニカメラリンク) – Camera Link規格の拡張機能で、正しく取り付けられたフレームグラバーから提供される電力を、カメラとグラバー間のデータを転送するケーブルを通じてCamera Linkカメラに供給する。パワーオーバーMini-Camera Linkにはミニサイズのコネクターが使用されるという特長があるが、フルサイズのケーブルとコネクターの場合にも同様の手法を取ることが可能。

Prism (プリズム) – 内部に入り込む光を屈折させる(曲げる)仕組みの複数の研磨されたガラスのピースから構成される光学要素。ガラスのピースの表面を特定の方法で配置し、表面にさまざまなコーティングを施すことで、1つのシーンを半分の光度の2つの同一の画像に分割したり、光の特定の波長(色)のみをそれぞれのセンサまたはイメージャーに送ったりすることが可能。

PRNU – 感度不均一性。受光部に入る等価な光量に対する各ピクセルの感度のばらつき。すべてのピクセルに正確に均等な濃淡が投射された場合でも、すべてのピクセルが必ずしも正確に等量の信号を出力できるわけではない。この微量なばらつきをPRNUと呼ぶ。PRNUはセンサに依存するものでありレンズとは無関係である。レンズは中央部の明るく周辺部が暗い傾向がある(シェーディング補正参照)。フラットフィールド補正(FFC)はPRNUに対してよく使われる方法であり、これは各ピクセルのゲインを微調整することによりピクセル間の感度の違いを均一化するものである。

Progressive scan (プログレッシブスキャン) – 奇数と偶数のラインごとに分けずに、1つのラインごとに順番にエリアスキャン画像をキャプチャすること。最大の利点は、すばやく動く対象の鮮明な画像をキャプチャ可能な点。プログレッシブスキャンの対義語はインターレーススキャン。

Q

Q.E.(量子効率)- QEは、写真フィルムや電荷結合素子(CCD)などの感光デバイスのひとつの尺度であり、感光表面に照射される光子数に対して生みだされる電子正孔のパーセンテージ。デバイスの光に対する電子感度を正確に表す。

R

Remote Head Camera (リモートヘッドカメラ) – 制御回路から離れたところに、2~5メートルの長さのケーブルでCCDセンサが取り付けられているカメラの総称。例として、CM-030GE-RHとCV-M53xシリーズが挙げられる。マイクロヘッドやセパレートヘッドとも呼ばれる。

S

Sensitivity (感度) – 広い意味を持つ単語だが、カメラ/イメージャーが可視/非可視のいずれの場合も、いかに敏感に小さな光に反応するかを表わす。Sensitivityはいろいろな要因によって変わる;ピクセ ルサイズ、集光効率、光電変換効率、それらのプロセス時に発生するノイズ量。カメラ/イメージャーの出力をより良いものとするためには、シグナル(画像情報)とノイズ成分(SN比参照)を分離する必要がある。光量が少ない場合にも判別できる画像情報を生成するためには、カメラ/センサには、より感度が必要になる。感度の仕様はさまざまに表現される。有効なシグナルを生成する”lux”(ルーメンス/1平方メートル)量; 放射線測定(光の強さ:watts/1平方メートル); “絶対感度”と呼ばれる、有効な画像が得られるために必要なピクセルに照射される最低光子量。

Shading Correction (シェーディングコレクション) – 補正機能のひとつであり、調整された同一環境下で、光に対してフラットで均等な応答が得られるように補正する手法。一般的にはこれは粗調整のひとつ考えられ、レンズやプリズム起因の光学的なムラによる明るさの違いを調整する。多板式のカラーカメラでは、3色のカラーチャネルそれぞれの応答を均一化することにも使われる。

Shutter (シャッター) – フィルムカメラでは、シャッターは、光がフィルムに入るように物理的に開き、露光が完了したときに閉じる不透明な装置。デジタルセンサの場合は、露光完了時にピクセルに集まったた電子を遮光されたバッファエリア(転送レジスタ)に転送する電子シャッターが同一の効果を生み出す。すべてのピクセルを同時に転送する場合、そのシャッターは「グローバル」と呼ばれ、順次ピクセルが転送される場合は、「ローリング」と呼ばれる。

Signal-to-noise ratio (SN比/信号雑音比) – CCD・CMOSカメラは、さまざまな形の「雑音」を生み出すが、これはピクセルの電荷が変化したことによるもので、イメージャーに当たる光によって生成される電荷とは別物である。これらは温度状況、電気、もしくは光子が電子に変換される基礎的な物理法則によって引き起こされる。ランダムな粒子状の画像、画像の低い信号部分での水平・垂直の線、暗い部分と明るい部分の間のにじんだグラデーションなどによって雑音は現れる。信号雑音比は、通常の画像がこれらの雑音源によってどれほど損傷しているかを示す尺度である。一般的にはデシベルで表され、数字が大きくなるほど、画像は「鮮明」になる。

Smear (スミア) – ブルーミングに類似した現象であるが、スミアは、飽和したピクセルが他の隣接したピクセルに転移することで引き起こされる。この場合、イメージャーの感光部分の外にまで電荷が漏れ出し、それによって画像に垂直の筋が入る。ほとんどの場合はCCDイメージャーで見られる現象である。CMOSイメージャーは、別の方法でピクセル電荷を感光部の外に移動させる方式であり、一般的にこのような問題は見られない。そのため、マーケッターはCMOSのことを「スミアレス」と呼ぶことがある。

SMT – 表面実装技術。スルーホールを通さずに、部品を基板に実装することが可能。自動化できることによって組み立て時間を節約できる。JAIは、すべての製品でSMTを採用している。

SN比 – 信号雑音比を参照。

Surveillance (サーベイランス) – ジェネラルイメージングを参照。

SVGA規格 – Sonyによって定義、提唱されたセンサ解像度の「規格」の1つ。SVGAは、776x582
ピクセルの解像度、約0.4メガピクセルである。

SXGA規格 – Sonyによって定義、提唱されたセンサ解像度の「規格」の1つ。SXGAは、1392x1040
ピクセルの解像度、約1.4メガピクセルである。

System Integrator (システムインテグレーター) – 特定の検査作業のために、一般的に小さな流れで、精密機械を設計/製造する人や企業。一般的には少量を扱い、ディストリビューターからカメラを購入(多くの場合、標準カメラを使用)し、規格化された機械がないセグメント(例えば、自動車業界など)に提供する。注意:JAIディストリビューターによっては、特定カスタマーのインテグレーターとして行動し、別のインテグレータービジネスユニットを行う企業も存在する。

T

TIFF – ティフ(Tagged image file format)。「RAW」画像フォーマットのこと。JPEGとは異なり、画像情報が失われることはなく、圧縮されることもない。そのため、TIFFイメージは、JPEGイメージよりもサイズが大きくなる。

Tri-linear (トライリニア) – 3つの独立したラインスキャンセンサを並列して備えたラインスキャンカメラ。それぞれのイメージャーに独自のカラーフィルター(赤、青、緑)があり、カラーラインスキャンイメージを作り出す。並列に並んでいるため、対象からイメージャーへの光学的平面は若干異なる。その結果、エンコーディングの問題や視差の問題を引き起こす可能性があるが、近年はこれらを解決する豊富な機能が用意されている場合が多い。

U

Ultraviolet light (紫外線) – 光のスペクトルの中で最も短い波長を含む帯域。紫外線は10nm~400nm(X線よりわずかに長い)の間で、可視光線の下限よりも短い。紫外線イメージングのほとんどは300~400nm、または、いわゆるソーラーブラインド領域と呼ばれる230~290 nmの間で行われる。紫外線光の短い波長によって、とても小さな表面の特徴も視覚化することができ、半導体チップの表面などのミクロな細部の解析に役立つ。

USB –ユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus)。周辺機器とコンピュータをシリアル通信で接続するのに利用される。シンプルなカメラ(ウェブカム)をパソコンに接続するために広く利用されている。USBの速度が速くなると、ハイエンドカメラカメラ向けにも利用可能。フレームグラバーは不要。

UXGA – Sonyによって開発された「規格」センサ解像度の1つ。UXGAは、1624×1236ピクセルの解像度、約2メガピクセルに対応している。

V
VGA
– Sonyによって開発された「規格」センサ解像度の1つ。UXGAは、640x480ピクセルの解像度、約0.3メガピクセルに対応。

Vision Technology (ビジョンテクノロジー) - カメラ、照明、レンズ、フレームグラバー、ケーブル、イメージングアプリケーションのために特別に開発されたソフトウェアなどのイメージング製品。

W

White balance (ホワイトバランス) – それぞれ異なるカラーフィルターのピクセルが適切な色の割合で、使用される光源に対応するように補正する作業。カラーカメラは一般的に、イメージャーのピクセルに赤、緑、青のフィルターをもモザイクに配置するベイヤーフィルター配列を使用するが、異なる光源によって異なる色の配合がなされるため、カメラが色を正しく認識できないことがある。ホワイトバランスの設定では、カメラをスムーズなホワイトカードに固定し、彩度のポイントを下回るレベルで照らされる表面の調節をし、カラーチャンネルを最高値にして(一般的には、緑)ピクセルが同じ値になるまでゲインを加えることが可能。キャリブレーションによって、カラーが適切にレンダリングされる。ホワイトバランスの設定は手動で容易に行うことができるが、光源が変化するたびに継続して自動的に行うよう設定することも可能。

X

XGA – Sonyによって開発された「規格」センサ解像度の1つ。XGAは、1024x768ピクセルの解像度、約0.8メガピクセルに対応。

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