JAIのSweep SW-8001TL-MCLは、8K解像度 (8,192画素各R・G・Bライン)を備えた高速トライリニアカラーラインスキャンカメラです。カメラは7 μm角の大型画素とCamera Linkインターフェースを搭載しています。最大スキャンレートは33kHz (33,000ライン/秒)で、最大800 MB/sのデータスループットに対応しています。これにより、ガラス、紙、印刷物、パッケージ、フィルム、PCB (プリント基板)など、要求の厳しい検査用途に最適なカメラとなっています。
新しいSW-8001TL-MCLカメラモデルは、高性能ながら手頃な価格を実現しています。堅牢な筐体設計、高解像度イメージング、リアルタイム処理機能を内蔵し、信頼性の高い動作と統合コストの削減を両立。要求の厳しい産業環境に最適なモデルです。
SW-8001TL-MCLは、7 µm角の大型画素を採用しています。1画素あたりの受光量が大きくなることで感度が大幅に向上し、低輝度環境でも高画質な画像取得が可能です。これにより、ノイズの少ないシャープかつクリアな画像を実現し、高精度と安定した結果が求められる用途に最適です。
チルト補正、ホワイトバランス、カラーマトリクス補正、空間補正といった高度な補正機能を搭載しており、色ズレや歪みのない正確な画像を取得できます。これらの機能を使用して、色収差 (カラーフリンジ) や位置ずれを効果的に除去し、複雑な光学環境下でも常にシャープかつ自然な画像を提供します。
8K解像度ラインスキャン (RGB: 3 × 8,192画素)
高精度なカラー再現を実現するトライリニアレイアウト
57.344 mm幅センサ、7μm角画素
最大33 kHz (33,000ライン/秒) のスキャンレート
Camera Linkインターフェース (ピクセルクロック:40 / 50/ 60 / 66 / 70 / 80 / 85 MHz対応)
水平ピクセルビニングによる感度向上、および水平反転出力による柔軟な画像方向設定
ROI (Region of Interest) 設定機能により、センサラインの一部のみを使用した画像取得が可能
チルト補正、ホワイトバランス、カラーマトリクス補正
RGBライン間のズレを補正し、フリンジ・ハローを排除する空間補正処理
8-bit 映像出力
M72レンズマウント
耐衝撃性・耐振動性に優れた設計
Sweep Series
SW-8001TL-MCL
ラインスキャン
カラー
可視光
MP
8K
33 kHz
あり
Mini Camera Link
1xCMOS Trilinear
GL7008
57.34 mm
7.0 x 7.0 µm
グローバルシャッタ
57.3 mm
78 x 78 x 45 mm
360 g
8-bit
M72-Mount
W
0°C to +45°C
SW-8001TL-MCL トライリニアラインスキャンカメラの主なアプリケーションは以下のとおりです
PCB製造において、AVI (自動外観検査)は完成したベアボードに対して外観上の欠陥を検出する工程です。 一般的な欠陥には、緑色パッドの混在、銅箔の露出、表面のへこみ、浮き銅箔 (raised copper)、白濁したソルダーレジスト (whitish solder mask)、パターンブリッジの断裂、エッジの欠けなどが含まれます。
8Kラインスキャンカメラは、傷やひび割れなどの表面欠陥の検出、厚みの均一性、色、透明度の測定、縁の欠けや割れの検査、およびコーティング不良や形状のズレの検出に対応しています。総合的なガラス検査に最適なソリューションです
紙の製造工程においては、外観検査が品質確保と欠陥の最小化において重要な役割を果たします。主な検査項目には、表面の傷、穴、汚れ、カラー、厚みのばらつき、水分痕 (moisture mark) などが含まれます。
新しいSweep 8Kトライリニアカメラモデルは、印刷およびパッケージのあらゆる検査用途に適しており、色ムラや色の不均一、色域のズレ、過剰印刷や印刷抜け、文字や数字の欠落、印刷位置のズレなどの検出に対応します。
欠陥のないフィルムは、バッテリーの安全性と性能にとって不可欠です。8Kラインスキャンカメラは、傷、気泡、コーティング欠陥、異物、端部の亀裂などを確実に検出し、信頼性の高いフィルム検査を実現します。
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