SW-4000Q-SFPは、4枚のCMOSセンサを搭載し、可視(R/G/B)と近赤外領域(NIR)の各波長帯域を同時に捉えるプリズム分光式産業用RGB/NIRカラーラインスキャンカメラです。高精度なRGBカラーデータを提供するだけでなく、近赤外映像によってさらに多様な欠陥を識別することが可能です。さらに4096画素/ラインで72 kHzの高速ラインレートを実現。高度なプリズム技術を駆使し、高速ウェブや連続撮像用途で、最高水準の性能と精度を可能にします。本カメラは、10ギガビットのイーサネットネットワーク上で動作し、光SFP+インタフェース(Small Form-factor Pluggable Optical Interface)を備えています。
The SW-4000Q-SFPは、4CMOSプリズム技術の色再現性、最大72 kHzで真のRGB/NIR出力を提供する光SFP+インタフェースと10ギガビットのイーサネットを組み合わせることで、高画質と超高速データ伝送を可能にしています。
1つの光軸から得た光を分光し、R・G・B・近赤外域(NIR)をそれぞれ個別のセンサで再現するプリズム技術を採用。単一光軸のため、斜めからの撮像や筒状、起伏のある検査対象の撮像に伴う視差の問題(HALO効果)や空間補正、その他一般的なトライリニア方式に起因する問題とは無縁です。
SFP+インタフェースと光ケーブルで動作することにより、光ファイバ回線は電磁干渉の影響を受けないため、10 kmの長さのケーブルでもデータ伝送遅延量は非常に少なく、また低ノイズかつデータ欠損のない状態で大容量のデータパッケージ伝送を可能にしています。
1つの入射光でR・G・B・NIR各波長の同時撮像が可能なプリズム分光式4CMOSカメラ
最大72 kHzのラインレートで4096画素を8bit RGB/NIR出力
選択可能な2つの画素サイズモード 7.5×7.5 µm:より高い感度を必要とする用途に 7.5×10.5 µm:より高いダイナミックレンジを必要とする用途に
10ギガビットのイーサネットネットワークで構成される、拡張型の光インタフェース(SFP+)
レイテンシー(データ伝送遅延)は非常に低く、低ノイズかつデータ欠損もない状態で最大10kmまで光ケーブル(OS2タイプ)で伝送可能
プログラマブル色空間変換(HSI、CIEXYZ、sRGB、Adobe RGB、カスタムRGB変換テーブル設定可能)機能を搭載
1×2、2×1、2×2の各ビニング
フレームグラバーを経由せずロータリーエンコーダと直接接続が可能
ワンプッシュ自動ホワイトバランス
フラットシェーディング補正、カラーシェーディング補正、色にじみ補正
出力フォーマット:RGB/Mono(8bit), RGB/Mono(10bit), YUV422(8bit)/Mono(8bit), YUV422(8bit)/Mono(10bit)
ニコンFマウントまたはM52マウント
Sweep+ Series
SW-4000Q-SFP
ラインスキャン
マルチスペクトル
4-Bands R-G-B + NIR
N/A
4096 x 1
72 kHz
あり
SFP+ over 10 Gigabit Ethernet
4CMOS RGB/NIR
Custom
30.72 mm
7.5 x 7.5 µm or 7.5 x 10.5 µm
グローバルシャッタ
30.8 mm
90 x 90 x 120 mm
980 g
8/10-bit
F-18マウント または M52マウント
17.4 W
-5°C ~ +45°C
JAIカメラ専用 ACアダプタ VA-055シリーズ*出力コネクタの形状によって型番が変わります。ご注文の際にはBもしくはFをご指定ください。定格出力電圧:DC+12V定格出力電流:3A入力電源電圧:AC100V-240V (1次側ケーブルは100V専用)電源周波数: 50/60Hz動作温度:-10~+50℃動作湿度:20%~85%(但し結露なきこと)外形寸法:43(W) x 30(H) x 112(D)mm (突起部除く)質量:285g/277g ケーブル長:2.0m出力コネクタB / F(型番)B ( VA-055 B ):12pin仕様F ( VA-055 F ):6pin仕様
Sweep+シリーズのラインスキャンカメラは、個別のR・G・Bカラーチャンネルを利用して、高精度なカラーデータを必要とする撮像用途に最適です。
色、成熟度、傷、初期劣化の兆候、異物(石、葉等)の選別など、果物や野菜のバルク検査に。
冷凍食品、米穀、コーヒー豆、豆類、シリアル、茶葉、たばこなどの色や品質の検査に。
早期欠陥検出のためのウェハ外観検査、平面パネルやディスプレイの傷や画面の画素欠陥を検出する表面検査に。
有害物質を除去して再利用するため、着色されたガラス、プラスチック、缶、ポリマーなどの選別に。
雑誌や医薬品パッケージの色検査、色の正確性や透かし、紙幣に埋め込まれたセキュリティ機能を確認する紙幣検査に。
缶やボトル、ペンなどの円筒容器の360度非破壊ラベル検査に。
紙、プラスチック、繊維製品などのロール状製品の製造工程内高速検査用として。木材やタイル、ガラスの検査にも。
トレース、半田品質、実装部品の配置や位置合わせ、ショート検出、その他色や近赤外領域(NIR)での検査が重要となるPCB(プリント基板)検査に。
JAIのプロダクトエンジニアがいつでもご相談を承ります。
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