JAI の FSFE-3200T-10GE は、ユーザー様の用途に合わせたカスタマイズが可能な 3-CMOS マルチスペクトルプリズムカメラです。3枚の 3.2MP CMOS センサはプリズムの単一光軸上に配置され、対象物の動きや視野角を問わず、完璧な画像位置合わせが実現されています。 Flex-Eye のコンセプトは、そのカスタム性の高さにあります。撮像する3つの波⾧帯域をユーザー様にて決めることができるため、全てを可視光の帯域内で指定する、可視領域と近赤外領域とを組み合わせるといったカスタマイズにより、スペクトル検査、分析におけるお客様のマシンビジョンシステムの有用性を最大限に高めることができます。
Flex-Eyeはカスタム設計が可能なマルチスペクトルカメラで、可視単体もしくは可視+近赤外の波長帯を同時に撮影し、用途に応じて微調整できます。各3-CMOSセンサでは、405 nmから1000 nmのスペクトル範囲内で、スペクトルの位置と波長帯の幅を定義することが可能です。Flex-Eyeのマルチスペクトルカスタムオプションと波長設定ツールについて詳しく知る
JAIの新世代マルチスペクトルFusionカメラは、高速センサ「Pregius」(IMX252)と高速10GigEインターフェースにより、従来比4倍の高解像度化とフレームレートの新基準(フル解像度時107フレーム/秒)を確立しました。
JAIのマルチスペクトルプリズム技術で3チャネルの完全アライメントを実現したことにより、複数の検査ステーションをこれ1台に置き換え、使いやすさと設備・メンテナンスコストの低減を両立できるようになりました。当社のカメラはすべて、お客様のビジョンシステムの効率性、生産性、品質の向上に繋がるように設計されています。
可視または可視+近赤外域の3波長帯を同時に撮影する、マルチスペクトルプリズム方式の3-CMOSエリアスキャンカメラ。
各波長帯をカスタマイズし、検査や画像処理に的確に対応。
405-1000nm間で3つのカスタム波長帯を定義。可視域に配置されたベイヤーセンサ。
25nmの狭い波長域を5nm単位で設定可能。
簡単オンライン設定でプロジェクトをスムーズに開始。
3 x 3.2メガピクセル、最大107フレーム/秒の高解像度
後方互換性のある10GBASE-T(10GigE)インターフェース。NBASE-T(5GigE・2.5GigE)および標準の1Gbps 1000BASE-T GigE Visionを含む接続機器の速度に応じてオートネゴシエーション
各チャネルの露出制御を個別に行うことで、ゲインを変えずにチャネル間の調整をし、常に一定のS/N比を維持。
ゲイン、露光、ROIの設定をその場で変更できるシーケンサー機能。
IEEE 1588 Precision Time Protocolに対応し、マルチカメラでの同期が可能。
3つの波長帯を1本のケーブルで同時に出力可能なトリプルストリーム出力。
カメラの主要なパラメーターをチャネルごとに分離・統合制御。
より低い処理負荷で高速化するシングルROIモードとマルチROIモード。
優れた耐衝撃性、耐振動性、高いMTBFにより、高い信頼性と耐久性、低コストを実現。
Fusion Series
FSFE-3200T-10GE
エリアスキャン
マルチスペクトル
3-Bands Visible + NIR
3.2 MP
2048 x 1536 px
107 fps
N/A
10 Gbps GigE Vision
3xCMOS (Visible/NIR)
IMX252
1/1.8型
3.45 x 3.45 µm
グローバルシャッタ
8.8 mm
7.1 x 5.3 mm
62 x 62 x 86.5 mm
270 g
8/10/12-bit
Cマウント
10.4 W
-5°C ~ +45°C
MP-41はBシリーズ、Fusionシリーズ、一部のApexシリーズにお使いいただる三脚マウントです。
固定用 M3スクリューネジ付属 外形寸法 48mm x 26mm x 6mm
ご注意) 付属の専用ネジ以外のご使用はカメラ内部を破損する恐れがあります。取付けの際は必ず付属のネジをお使いください。
ご要望のマルチスペクトルイメージングのために、可視光や可視光+近赤外の波長帯をカスタマイズする必要がある場合、Fusion Series Flex-Eye エリアスキャンカメラこそが理想です。
ナッツやアーモンドの色、大きさ、形、傷みなどはRGBチャネルで、オリーブの実などの異物は近赤外チャネルでより鮮明に検査します。
単一スペクトルで分類困難な細胞やウイルスなどを、マルチスペクトル解析で識別します。
多くの手術システムでは、血管や周辺組織に注入した蛍光化合物をレーザーで照射して患部を強調し、執刀医の可視カラー画像と重ね合わせて手術のガイドにする方法が採用されています。
近年、精密農業(インテリジェント農業)は飛躍的な成長を遂げています。雑草や野草の除去が重視されるインテリジェント農業において、マルチスペクトルカメラは重要な役割を担っています。
雑誌や医薬品パッケージの色検査、紙幣の色調・透かし・セキュリティ機能を調べる通貨検査などに採用されています。
トレース、はんだ、部品の配置・アライメント、ショートなど、色検査やNIR検査が重要となるPCB基板の剥離を調べます。
野菜や果物の色、熟度、傷み、皮下の腐敗の兆候、異物(石、金属片など)を同時に検出します。
フラットパネルやディスプレイ表面の傷や画素の抜けを検査します。
JAIのプロダクトエンジニアがいつでもご相談を承ります。
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