SW-8000T-SFPは、8192画素/ラインで49 kHzの高速ラインレートを実現した、8Kプリズム分光式産業用カラーラインスキャンカメラです。3枚のCMOSセンサを搭載し、R・G・B各波長帯域を同時に捉えることで、極めて優れた色再現性を提供。高度なプリズム技術を駆使し、高速ウェブや連続撮像用途で、最高水準の性能と精度を可能にします。本カメラは、10ギガビットのイーサネットネットワーク上で動作し、光SFP+インタフェース(Small Form-factor Pluggable Optical Interface)を備えています。
SW-8000T-SFPは、3CMOSプリズム技術の色再現性、最大49 kHzのRGB出力、最大73 kHzのYUV出力を提供する光SFP+インタフェースと10ギガビットのイーサネットを組み合わせることで、高画質かつ超高速データ伝送を可能にしています。
1つの光軸から得た光を分光し、R・G・Bそれぞれ個別のセンサで再現するプリズム技術。単一光軸のため、斜めからの撮像や筒状、起伏のある検査対象の撮像に伴う視差の問題(HALO効果)や空間補正、その他一般的なトライリニア方式に起因する問題とは無縁です。
SFP+インタフェースと光ケーブルで動作することにより、光ファイバ回線は電磁干渉の影響を受けないため、10 kmの長さのケーブルでもデータ伝送遅延量は非常に少なく、また低ノイズかつデータ欠損のない状態で大容量のデータパッケージ伝送を可能にしています。
1つの入射光でR・G・B各波長の同時撮像が可能なプリズム分光式3CMOSカメラ
最大49 kHzのラインレートで8192画素を8bit RGB出力
3.75 μm x 5.78 μm pixel size.
プログラマブル色空間変換(HSI、CIEXYZ、sRGB、Adobe RGB、カスタムRGB変換テーブル設定可能)機能を搭載
10ギガビットのイーサネットネットワークで構成される、拡張型の光インタフェース(SFP+)
レイテンシー(データ伝送遅延)は非常に低く、低ノイズかつデータ欠損もない状態で最大10kmまで光ケーブル(OS2タイプ)で伝送可能
1×2、2×1、2×2の各ビニング
フレームグラバーを経由せずロータリーエンコーダと直接接続が可能
ワンプッシュ自動ホワイトバランス
フラットシェーディング補正、カラーシェーディング補正、色にじみ補正
出力フォーマットはRGB8、RGB10、YUV422_8、YUV422_8_UYVYの選択が可能
ニコンFマウントまたはM52マウント
Sweep+ Series
SW-8000T-SFP
ラインスキャン
カラー
可視光
N/A
8192 x 1
49 kHz
あり
SFP+ over 10 Gigabit Ethernet
3CMOS RGB
Custom
30.72 mm
3.75 x 5.78 µm
グローバルシャッタ
30.8 mm
90 x 90 x 90 mm
840 g
8/10-bit
F-18マウント または M52マウント
11.5 W
-5°C ~ +45°C
JAIカメラ専用 ACアダプタ VA-055シリーズ*出力コネクタの形状によって型番が変わります。ご注文の際にはBもしくはFをご指定ください。定格出力電圧:DC+12V定格出力電流:3A入力電源電圧:AC100V-240V (1次側ケーブルは100V専用)電源周波数: 50/60Hz動作温度:-10~+50℃動作湿度:20%~85%(但し結露なきこと)外形寸法:43(W) x 30(H) x 112(D)mm (突起部除く)質量:285g/277g ケーブル長:2.0m出力コネクタB / F(型番)B ( VA-055 B ):12pin仕様F ( VA-055 F ):6pin仕様
Sweep+シリーズのラインスキャンカメラは、個別のR・G・Bカラーチャンネルを利用して、高精度なカラーデータを必要とする撮像用途に最適です。
競馬や競艇、トラック競技などのゴールラインの写真判定システムに。
色、成熟度、傷、初期劣化の兆候、異物(石、葉等)の選別など、果物や野菜のバルク検査に。
冷凍食品、米穀、コーヒー豆、豆類、シリアル、茶葉、たばこなどの色や品質の検査に。
早期欠陥検出のためのウェハ外観検査、平面パネルやディスプレイの傷や画面の画素欠陥を検出する表面検査に。
有害物質を除去して再利用するため、着色されたガラス、プラスチック、缶、ポリマーなどの選別に。
雑誌や医薬品パッケージの色検査、色の正確性や透かし、紙幣に埋め込まれたセキュリティ機能を確認する紙幣検査に。
缶やボトル、ペンなどの円筒容器の360度非破壊ラベル検査に。
紙、プラスチック、繊維製品などのロール状製品の製造工程内高速検査用として。木材やタイル、ガラスの検査にも。
JAIのプロダクトエンジニアがいつでもご相談を承ります。
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