SW-2001Q-CLは、4枚のCCDセンサを搭載し、可視(R/G/B)と近赤外領域(NIR)を同時に捉えることができるプリズム分光式産業用RGB/NIRカラーラインスキャンカメラです。高精度なRGBカラーデータを提供するだけでなく、近赤外映像によってさらに多様な欠陥を識別することが可能です。
SW-2001Q-CLカメラは、19,048ライン/秒で2048画素×4の解像度を出力し、58 dBの信号対雑音比の画質を維持します。
JAIのマルチセンサカラーラインスキャンカメラでは、プリズムの表面に施されたダイクロイックコーティングにより、RGB光のスペクトルを効率的にフィルタリングします。ダイクロイックコーティングから得られる分光特性は色分離が急峻なため、オーバーラップ領域が少なく、混色を最小限に抑えて、高精度な色再現を実現します。
1つの光軸から得た光でR・G・B・近赤外域(NIR)を再現するプリズム技術により、斜めからの撮像や筒状、起伏のある検査対象の撮像に伴う視差の問題(HALO効果)や空間補正、その他一般的なトライリニア方式に起因する問題とは無縁です。
プリズム分光式4CCDカメラ
R・G・B・近赤外域(NIR)を同時に撮像
単一光軸
2048画素×4ライン
14.0 µm×14.0 µm画素
最大19,048ライン/秒
8bit×4または10bit×4出力
ワンプッシュ自動ホワイトバランス
フラットシェーディング補正
カラーシェーディング補正
ピクセルビニング
読み出し方式:ウインドウ、サブサンプリング
M52マウント(標準)
ニコンFマウント(オプション)
Sweep+ Series
SW-2001Q-CL
ラインスキャン
マルチスペクトル
4-Bands R-G-B + NIR
N/A
2048 x 1 px
19 kHz
Camera Link
4CCD RGB/NIR
28.7 mm
14.0 x 14.0 µm
グローバルシャッタ
90 x 90 x 120 mm
1050 g
8/10-bit
F-18マウント または M52マウント
15.6 W
-5°C ~ +45°C
JAIカメラ専用 ACアダプタ VA-055シリーズ*出力コネクタの形状によって型番が変わります。ご注文の際にはBもしくはFをご指定ください。定格出力電圧:DC+12V定格出力電流:3A入力電源電圧:AC100V-240V (1次側ケーブルは100V専用)電源周波数: 50/60Hz動作温度:-10~+50℃動作湿度:20%~85%(但し結露なきこと)外形寸法:43(W) x 30(H) x 112(D)mm (突起部除く)質量:285g/277g ケーブル長:2.0m出力コネクタB / F(型番)B ( VA-055 B ):12pin仕様F ( VA-055 F ):6pin仕様
Sweep+シリーズのラインスキャンカメラは、高精度なRGBカラー映像と同時に、近赤外映像を必要とする撮像用途に最適です。
色、成熟度、傷、初期劣化の兆候、異物(石、葉等)の選別など、果物や野菜のバルク検査に。
冷凍食品、米穀、コーヒー豆、豆類、シリアル、茶葉、たばこなどの色や品質の検査に。
早期欠陥検出のためのウェハ外観検査、平面パネルやディスプレイの傷や画面の画素欠陥を検出する表面検査に。
トレース、半田品質、実装部品の配置や位置合わせ、ショート検出、その他色や近赤外領域(NIR)での検査が重要となるPCB(プリント基板)検査に。
雑誌や医薬品パッケージの色検査、色の正確性や透かし、紙幣に埋め込まれたセキュリティ機能を確認する紙幣検査に。
缶やボトル、ペンなどの円筒容器の360度非破壊ラベル検査に。
紙、プラスチック、繊維製品などのロール状製品の製造工程内高速検査用として。木材やタイル、ガラスの検査にも。
JAIのプロダクトエンジニアがいつでもご相談を承ります。
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