CMOSセンサは、幅広い画素サイズと解像度に対応しています。しかし、マシンビジョン設計者であればご存じの通り、用途に応じた最適な製品を見つけることは、言うほど簡単ではありません。
古いカメラを新しいカメラに交換する必要がある場合、新しいカメラの画素サイズが異なるため、既存のシステムの解像度を変更するか、視野を変更する必要がある場合があります。
画素を組み合わせて感度を上げたくても、2×2や4×4のビニングで必要な解像度を犠牲にしたくないと思うこともあるでしょう。
ビニングを使ってカラーカメラの感度を上げたいのに、自分の使っているカメラがカラービニングに対応していないということもあるかもしれません。
JAIのXscaleがこの問題を解決します
Xscaleの底力 従来のビニングは2x1、2x2、4x4などのような画素全体の組み合わせに限られていましたが、Xscaleでは画素サイズ、解像度、感度、S/N比を従来のビニングよりもはるかに柔軟に調整できます。
Xscaleは浮動小数点値を使用するため、画素全体と画素の一部分を組み合わせて、必要なサイズの仮想画素を作成します。
Xscaleでできること:
独立したH&VスケーリングXscaleは、画素サイズのスケーリングにおいて柔軟性を発揮します。現在のCMOSセンサは正方形の画素が主流ですが、場合によっては長方形の画素が必要になることがあります。例えば、長方形の画素を持つ古いカメラのフォーマットに合わせるため、あるいは1x2や2x1のような非対称なビニング構成に合わせるため、といった場合です。
Xscaleは、水平方向と垂直方向で異なるスケーリングファクタを使用できるようになっており、目的の画素サイズや形状に確実に対応します。
最大16:1スケーリングビニングは通常2倍、場合によっては4倍のサイズファクタに限られますが、Xscaleはセンサ画素サイズの画素サイズの16倍までのスケーリングファクタに対応します。40μmピクセルの集光能力が必要なら、Xscaleの16:1スケーリングレンジで実現できます。
JAI XscaleカメラXscale機能は、Sony Pregius S CMOSセンサを搭載したJAI Go-Xシリーズのカメラに標準装備されています。現在、CoaXPressインターフェース12機種 、1000BASE-T GigE Visionインターフェース12機種を販売中です。2022年第4四半期には、Pregius Sセンサ、5GBASE-T GigE Visionインターフェース、Xscale機能を搭載したGo-Xを12機種追加予定です。
Xscaleカメラの基本解像度は5.1メガピクセルから24.5メガピクセル、基本画素サイズは2.74μmです。
詳しくはGo-Xシリーズのページをご覧下さい: www.jai.com/jp/go-x-series
JAIのプロダクトエンジニアがいつでもご相談を承ります。
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