AD-080CL デュアルセンサ搭載プリズム分光式マルチスペクトルカメラは、1つのカメラにCCDを2枚搭載し、400 nm~650 nmの可視光域と760 nm~1000 nmの近赤外域(NIR)の画像を同時に撮像することができます。これにより、被写体の表面と内部の状態を同時に検査することが可能です。
可視領域では、人間の目に見える波長(被写体の表面)を捉え、RGBまたはベイヤーカラー画像を出力します。一方、近赤外領域(NIR)では、有機物などの表面下を捉え、人間の目には見えない欠陥や情報などを検出します
JAI独自のプリズム技術により、2つの波長帯域ごとに完全に一致した角度・エリアを同時に撮像することができます。従来複数で行なっていた検査工程を1つに集約できるため、導入が容易で、設備投資を抑え、維持費も節約できます。
それぞれのセンサに対して個別に露光時間の制御が可能です。ゲインを変更せずに、常に一定のS/N比を維持できます。
可視と近赤外領域(NIR)の画像を同時に撮像できるデュアルセンサ搭載プリズム分光式マルチスペクトルエリアスキャンカメラ
EPS(Timed)、PWC(Trigger Width)、RCT(Reset Continuous Trigger)機能など、複数のトリガモードを用意
露光時間やゲイン、ROIなどの設定を組み合わせて任意の順番に動作させるシーケンサ(Sequencer)機能
複数のカメラで同時に撮像した画像データの読み出しをカメラごとに遅延させることで、データ伝送帯域幅を最大限に利用できる遅延読み出し機能
画素欠陥補正機能を内蔵
シェーディング補正機能を内蔵
より細かくガンマ補正が可能なLUT(ルックアップテーブル)機能
AGC機能(自動ゲイン制御範囲:-3 dB~+21 dB)
屋外や光の状態が変化する環境でオートアイリスレンズを使用するためのオートアイリスレンズ映像出力機能
Camera Linkインタフェース
Fusion Series
AD-080-CL
エリアスキャン
マルチスペクトル
2 Bands Visible + NIR
0.8 MP
1024 x 768 px
30 fps
なし
Camera Link
2CCD
ICX204AK
1/3型
4.65 x 4.65 µm
グローバルシャッタ
6 mm
4.8 x 3.6 mm
55 x 55 x 80 mm
400 g
8/10/12-bit
Cマウント
4 W
-5°C ~ +45°C
MP-41はBシリーズ、Fusionシリーズ、一部のApexシリーズにお使いいただる三脚マウントです。
固定用 M3スクリューネジ付属 外形寸法 48mm x 26mm x 6mm
ご注意) 付属の専用ネジ以外のご使用はカメラ内部を破損する恐れがあります。取付けの際は必ず付属のネジをお使いください。
JAIカメラ専用 ACアダプタ VA-055シリーズ*出力コネクタの形状によって型番が変わります。ご注文の際にはBもしくはFをご指定ください。定格出力電圧:DC+12V定格出力電流:3A入力電源電圧:AC100V-240V (1次側ケーブルは100V専用)電源周波数: 50/60Hz動作温度:-10~+50℃動作湿度:20%~85%(但し結露なきこと)外形寸法:43(W) x 30(H) x 112(D)mm (突起部除く)質量:285g/277g ケーブル長:2.0m出力コネクタB / F(型番)B ( VA-055 B ):12pin仕様F ( VA-055 F ):6pin仕様
Fusionシリーズのエリアスキャンカメラは、可視領域と近赤外領域での検査を同時に必要とする撮像用途に最適です。
色、成熟度、傷、初期劣化の兆候、異物(石、金属片等)の選別などを2つの波長帯域で同時に画像検査することができます。
色、大きさ、形、傷などは可視領域で、異物(オリーブの種も含む)はNIR領域でより鮮明に判別することができます。
トレース、半田品質、実装部品の配置や位置合わせ、ショート検出、PCB(プリント基板)検査など、異なる波長光下での画像検査が重要な用途に。
雑誌や医薬品パッケージの色検査、色の正確性や透かし、紙幣に埋め込まれたセキュリティ機能を確認する紙幣検査に。
平面パネルやディスプレイの傷、画面の画素欠陥を検出する表面検査に。
JAIのプロダクトエンジニアがいつでもご相談を承ります。
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